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絵本「スーパーてるてる」から広がる世界

 私は自分でも自覚しているのですが、おそらくかなり強力な「雨女」です。

 例えば、出かけようと思うと雨に降られること度々。何年か前に行った台湾旅行。毎日雨でした😭💦 入社式。季節外れの4月の大雪でした😱💦 美容院に行く日。雨の確率が高いです。先日用事があって都内に出かけましたが、やはり雨に降られました。

 ならば、傘も持って雨靴も履いていざ出かけると、なぜか晴れてきます。不思議ですね? 基本お出かけは一人のことが多いですので、最近は雨女を楽しむようにしています。

 ということで、今回紹介する絵本は「スーパーてるてる」です。

 

 

絵本の表紙絵と感想・考察

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あしたは ともちゃんたち ゆりぐみの えんそくの ひです。
でも そらには くろい くもが いっぱい。
いまにも あめが ふりだしそうです。

絵本「スーパーてるてる」冒頭より

 

 ともちゃんは、園のベランダからどんより薄暗い空を眺めています。明日は遠足だと思うと、表情が冴えません。お部屋に戻るとともちゃんは、あっこちゃんに「てるてる坊主」を作ることを提案。ともちゃんとあっこちゃんは先生から材料をもらい、てるてる坊主を作りました。

 ここで何か閃いたともちゃん。先生から色のついたビニールをもらい、作ったばかりのてるてる坊主に着せてみると。。。なんともそれがマントのよう!

 「みてみて、ビニールのマントをつけて『スーパーてるてる』にへんし~ん! 雨なんかマントで吹き飛ばしちゃうんだ!」

 ともちゃんは、スーパーてるてるを披露すると、周りで見ていた皆もスーパーてるてるを作り始めました。それぞれのスーパーてるてるができあがると、先生がベランダに吊るしてくれました。みんなは吊るされたスーパーてるてるを見ながら、明日の天気が晴れになるように願い、園をあとにしました。

 夕方になると雨が降ってきました。ともちゃんは明日の天気が心配でなりません。思わず、「お天気にしてね、スーパーてるてる」と、小声でお願いするのでした。

 一方、みんなが帰ったあとのゆり組のベランダに吊るされたスーパーてるてるたち。何やら、ヒソヒソ声が聞こえてきます・・・。

 続きをお話したいぐらいですが、この先はぜひ絵本で読んでください。

 ご想像のとおり、このお話の本当の主人公は「スーパーてるてる」たちです。ともちゃんたちのために何とかお天気にしたくて、大奮闘します。大人になってしまうと「こんなのあり得ないよね」と思いがちですが、本当に自然にお話に入り込むことができました。

 途中、「スーパーてるてるたち、大丈夫かなぁ😰💦」とハラハラしてしまいますが、そこは私の想像の斜め上をいく展開に。最後のページがなんとも素晴らしく、余韻に浸りました。「スーパーてるてる」たちの個性溢れるマントや表情にも注目です。

 しっかりしたお話で途中飽きません。読み聞かせるならば、4歳ぐらいのお子さんからでもお話に夢中になりそうです。梅雨の季節、遠足シーズンにピッタリのお話です。読んでみてくださいね。

 

  • こどものとも 2020年6月号
  • スーパーてるてる
  • みねおみつ  作絵
  • 福音館書店
  • 2020年6月発刊
  • 対象→ 4歳から
  • 季節→ 梅雨

 

福音館書店月刊絵本「こどものとも」の定期購読について

 「こどものとも」は5〜6歳向けに1ヶ月に1回、発刊される定期購読絵本です。

 個人での定期購読申込みもできますし、大きな書店などではバックナンバーを取り揃えていることが多く、その場で購入することもできます。バックナンバーを取り扱っている書店一覧をネットでは調べることができませんでしたので、店頭でお尋ねください。

 なお、公式サイトではこれからのラインナップも見ることができますので、興味のある方はぜひサイトをご覧ください。

 

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作者の他の作品紹介

 作者のみねおみつさん。乗り物絵本を中心に多くの絵本を描かれています。以下は定期購読絵本ですので、在庫がなければ新品は手に入らないかと思われます。

 

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 以下のものは、Amazonや書店などで手に入るものです。

 

モノレールの たび (かがくのとも絵本)
かがくのともシリーズ
ちいさなひこうきの たび (かがくのとも絵本)
かがくのともシリーズ
でんしゃは うたう (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
ちいさなかがくのともシリーズ
うちゅうはきみのすぐそばに (福音館の科学シリーズ) エアポートきゅうこう はっしゃ! (PHPにこにこえほん) そらからみると

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個人的に好きな乗り物絵本いろいろ(10選)

 これまで読んだ中で、特に印象に残っている乗り物絵本を紹介します。

 

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表紙 コメント
あめのひのえんそく (のりものしかけ絵本シリーズ) せっかくの遠足の日なのに、雨模様。バスはぶどう山に向かって出発。雨はどんどん強く降ってきます。といった内容ですが、素敵なしかけ絵本。大人も「うわーっ😳」となる一冊です。
バスでおでかけ ↑の絵本と同じ作者、間瀬なおかたさんの作品。バスに乗ってあるところに出かけます。住宅街を出て、動物園、遊園地、デパートなど、いろいろなところ経由します。細部まで書き込まれた人たちの様子も楽しいです。最後には素敵な仕掛けが待っています。
あかいじどうしゃ よんまるさん (こどものとも絵本) ある若い夫婦の持ち物だった「よんまるさん」。エンジンはなかなかかからないし、雨漏りもするし、椅子は2つだけ。それでも、若い夫婦はよんまるさんが大好きでしたが、若い二人の生活に変化がでてくると...。走ってこその車だと思いました。
あかくん まちを はしる (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ) もともとは月刊絵本「ちいさなかがくのとも」として発刊されましたが、好評につきハードカバー化、シリーズ化されています。主役は「あかくん」ですが、サイドストーリーも楽しめる作品となっています。
ダンプのがらっぱち 異色の絵本です。優等生キャラのダンプのがらっぱちが主人公。しかし、ガラの悪いダンプカーたちに煽られたり虐められているうちに、がらっぱちは…。現代社会への警笛になるような怖いお話。復刊されました。読み継がれる理由があるのでしょう。
がたごと がたごと (絵本・こどものひろば) ネタバレになるのであらすじは割愛します。とにかく読んでほしいです。パラレルワールドのような展開にドキドキします。
地下鉄のできるまで (みるずかん・かんじるずかん) 子ども向けと思うなかれ。大人も読むべきな一冊です。難しいことをとてもわかり易く描いてあります。かこさとしさん独特の「断面図」満載の絵本です。
でんしゃがはしる (福音館の単行本) 緑色の山の手線。ただただ懐かしいです。1978年発刊され、2016年に復刊されました。
はしるはしるとっきゅうれっしゃ (かがくのとも傑作集 わくわく・にんげん) E351系スーパーあずさの絵本です。画集として楽しめそうなぐらい絵が美しいです。「かがくのとも」シリーズです。
ゆきぐにれっしゃだいさくせん (のりものえほん) 小学生のぼくと弟のゆうじの雪国列車の旅のお話。臨場感あふれるお話に読み手も一緒に旅をしている気分になってきます。