絵本からはじまる。

絵本1冊から、様々なジャンルの話題が広がるblog

絵本「いしがきのすきまに」から広がる世界

 私の実家の埼玉県さいたま市岩槻区はかつて城下町として栄えました。いまはお城のあとは公園になっており、お堀の跡がなんとなく残っている程度。模擬石垣なども残っていますが、当時の雰囲気を感じることはできません。

 しかし、この公園に行けば「見つからない虫はいない」というぐらい虫たちがおり(虫だけには限らず)自然と触れ合うにはもってこいの公園かと思います。。。ただ、そういう私は虫が触れない「虫苦手」人間です。

 ということで、今回紹介する絵本は「いしがきのすきまに」を紹介します。

 

 

絵本の表紙絵と感想・考察

www.fukuinkan.co.jp

 

きょうは おばあちゃんのうちに あそびに いきます。
「ちいちゃん、つぎの バスていで おりるよ」
と おかあさんが いいました。

絵本「いしがきのすきまに」冒頭より

 

 主人公の女の子のちいちゃんは、お母さんと一緒にバスに乗ってお婆ちゃんちにお出かけ。少し前まで雨が降っていたのでしょうか。ちいちゃんは長靴を履いて、傘を持っています。

 バスを降り、お婆ちゃんの家まで歩いていきます。途中、石垣の道は舗装されておらず、草が生え、水たまりができています。ちいちゃんが歩いていると、目の前をてんとう虫が横切りました。

 てんとう虫に目が留まり、目で追うちいちゃん。すると、てんとう虫は石垣に止まり、石垣をの上を歩いています。思わず石垣をじっくり見てしまうちいちゃんです。あれ? ちいちゃんは、てんとう虫とは別のものが気になったようですよ。

 とても美しい絵本です。ちいちゃんが石垣でいろいろな生き物と出会います。途中「ちいちゃん、大丈夫かなぁ😨💦」と少し心配してしまいましたが、最後はほっこり。

 最近は石垣も見かけなくなりましたから、なんだか自分が子どもの頃のことを思い出しました。

 別冊を読んでみると、作者のかわしまはるこさんは、埼玉県の奥武蔵というところにお住まい。そこでは、古い民家が現存。たくさんの石垣を見ることができるそうです。そのときの体験が書かれていましたが、確かに私も子どもの頃、石垣で○○(ネタバレになるので伏せます)に遭遇。「きゃー😱‼️」なんてことがありました。

ど こか昭和の雰囲気漂います。続きはぜひ、絵本で読んでみてくださいね。

 

  • ちいさなかがくのとも 2020年6月号
  • いしがきのすきまに
  • かわしまはるこ  作絵
  • 福音館書店
  • 2020年6月発刊
  • 対象→ 3歳から
  • 季節→ 梅雨、初夏

 

福音館書店月刊絵本「ちいさなかがくのとも」の定期購読について

 「ちいさなかがくのとも」は3〜5歳向けに1ヶ月に1回、発刊される定期購読絵本です。

 個人での定期購読申込みもできますし、大きな書店などではバックナンバーを取り揃えていることが多く、その場で購入することもできます。バックナンバーを取り扱っている書店一覧をネットでは調べることができませんでしたので、店頭でお尋ねください。

 なお、公式サイトではこれからのラインナップも見ることができますので、興味のある方はぜひサイトをご覧ください。

 

www.fukuinkan.co.jp

 

作者の他の作品紹介

 作者のかわしまはるこさん。絵本は数多く出してはいませんが、「ちいさなかがくのともシリーズでセミのお話を描いていらっしゃいます。

 

www.fukuinkan.co.jp

 

 フレーベル館の月刊科学絵本を描いていらっしゃいます。残念ながら、↓の絵本は執筆日現在売り切れとなっていますが。

 

www.froebel-tsubame.jp

 

 現在Amazonで購入できるものですと、以下のものになるようです。

 

世界の美しき鳥の羽根: 鳥たちが成し遂げてきた進化が見える あまがえるのかくれんぼ (世界文化社のワンダー絵本)

表紙画像をClickするとAmazon絵本詳細ページへ

  

  特に、「あまがえるのかくれんぼ」は、ハードカバー化にあたって書店員さんから署名運動が起こったそうです。

 

一人の少年が21万冊の中から選んだ本は当初非売品だったー。
 『あまがえるのかくれんぼ』は当初、園向けの直販商品(ソフトカバー)でした。しかし、非売品として置いていた丸善飯能店でのあまりの人気ぶりから書店員さんの署名運動がはじまり、ハードカバー版として出版することになりました。
 本書は、小学館児童出版文化賞受賞作家 たてのひろしと、生物画家 かわしまはるこが初めて描く “会話するカエル”の物語です。子どもから大人まで楽しめる心温めるストーリーを描いています。新聞書評・ラジオなど各メディアでも話題となり、今回の重版が決定いたしました。

書店員の“署名運動”から生まれた絵本『あまがえるのかくれんぼ』3刷重版が決定!│ 株式会社世界文化社のプレスリリース

 

 詳細はリンク先をご覧いただければと思いますが、とても素敵なエピソードです。2019年6月には原画展も開催されたそうですね。きっと、子どもたちも大喜びだったでしょう。近々、「あまがえるのかくれんぼ」を読んでみます。

 

石垣の有名な場所

 最後に、現在はあまり見られなくなった石垣の名所を紹介します。ちなみに、石垣は「石を積み重ねてできた壁」のことです。

 

 

 Youtubuで見つけた竹田城跡の空説動画。「天空の城」の通り。撮影、編集、音楽などどれも素晴らしいです。幻想的な雰囲気が出ています。